9日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、午前の終値は前週末比79円08銭(0.52%)高の1萬5156円32銭だった。前週末発表の5月の米雇用統計で米労働市場の堅調さが確認され、米株式市場でダウ工業株30種平均が連日で過去最高値を更新したことを好感した買いが広がった。円相場が前週末に比べてやや円安?ドル高水準で推移していることも支援材料だった。ただ日経平均はここ半月で1000円以上上昇していることもあり、高値では利益確定売りも出て買い一巡後は伸び悩んだ。
寄り付き直後に日経平均は上昇幅を130円近くに広げ、取引時間中としてほぼ3カ月ぶりに1萬5200円臺に乗せた。市場では「米長期金利の上昇を通じて米景気の拡大を確認できれば、日経平均は1萬6000円を目指す展開になりそうだ」(立花証券の平野憲一顧問)との聲が聞かれた。
JPX日経インデックス400と東証株価指數(TOPIX)はともに続伸した。
前引け時點の東証1部の売買代金は概算で7715億円、売買高は9億484萬株。東証1部の値上がり銘柄數は974、値下がりは648、変わらずは187だった。
ファストリやファナック、ソフトバンクといった値がさ株が高い。ソニーも上昇。傘下のソニー?コンピュータエンタテインメントについて「2014年3月期の家庭用ゲーム機販売臺數が8年ぶりに世界首位になった」と報じられた。
トヨタ、マツダ、パナソニックといった輸出関連株が上昇している。エイチーム、コマツ、リブセンスやディーエヌエが高い。半面、KDDIや熊谷組、SMCが安い。セブン&アイや日電産、アステラスが売られた。
東証2部株価指數は続伸。AGCap、アートSHDやJトラストが買われた。半面、田淵電や日精機、長大が売られた?!踩战UQUICKニュース(NQN)〕